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コレステロールは健康に良くないイメージがあるけど生きていくうえで絶対必要な
物質なんだよ。コレステロールにはLDLコレステロールとHDLコレステロールが
あり、LDLは悪玉コレステロール、HDLは善玉コレステロールと呼ばれているんだ。
◆善玉悪玉コレステロール、それぞれの違い◆
○善玉コレステロール
小腸で吸収された脂質は肝臓に送られてコレステロールと中性脂肪になり、
血液に溶け込んで全身の細胞に送られる。コレステロールと中性脂肪が血液の中を
流れるときは”リポタンパク”という物質に姿を変えて血液の中を流れるんだけど、
この”リポタンパク”は比重によって4種類に分けられる。
比重の高いものを高比重タンパクといい、これが善玉コレステロールと呼ばれる
ものなんだ。善玉コレステロールは各部位の細胞で使いきれなかった余分な
コレステロールや動脈壁に蓄積したコレステロールを回収して肝臓に運ぶ働きが
ある。低すぎると動脈硬化が進んで狭心症や筋梗塞を引き起こしやすくなるよ。
○悪玉コレステロール
リポタンパクの比重の低いものを悪玉コレステロールと言う。悪玉って呼ばれて
るけど細胞やホルモンの材料になるコレステロールを細胞に運んでくれるから
人間にとって絶対必要なコレステロールなんだ。ただコレステロールの過剰摂取で
血液中の量が増えすぎると血管の内壁に余分なコレステロールが付着して
動脈硬化を引き起こす原因になるんだ。 |
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ミニマッスルメモ |
悪玉は体に必要なコレステロールを全身の細胞に送り届け、善玉は
血管にたまった余分なコレステロールを回収してくれる役割を持っている。
この2つのコレステロールが、バランスをとっていれば問題ないんだ。 |
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