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グリコーゲン・ローディング(カーボ・ローディング)とは運動エネルギーとなる
グリコーゲン貯蔵量を増幅させるための栄養摂取方法及び、運動量の調整のことだ。
グリコーゲンとは糖質の一種(多糖類)でブドウ糖がいくつも連なった構造をしている。
このグリコーゲンは肝臓と筋肉に蓄えられているんだけど、運動時にブドウ糖に分解され
エネルギーとして使われる物質なんだ。
糖質を摂取することでグリコーゲンは肝臓と筋肉内に貯蔵されるのだが、
この貯蔵量にも限度があるんだ。成人男性の通常の状態で肝臓に100g、
筋肉に300g程度と言われている。マラソンなど、持久系の競技では貯蔵されている
グリコーゲンの量が多いほど、スタミナが続き有利になるんだ。
グリコーゲン・ローディングの方法
試合(大会)までの日数 |
食事 |
運動量 |
6日前 |
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糖質を使い果たす運動 |
4〜6日前 |
適度な糖質を含む通常食 |
少ない運動量 |
3日前 |
高糖質食 |
少ない運動量 |
前日〜2日前 |
高糖質食 |
少ない運動量または休む |
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※高糖質食とは、1日の総エネルギー摂取量の70%以上を糖質で摂り、
タンパク質を15%程度、脂質を15%以下に抑えたもの。 |