なぞかけとなぞなぞの違い

なぞかけとなぞなぞの違い

- 概要 -

なぞかけは、落語や漫才などの即興の余興のひとつで「〜とかけて…と解く。その心は」という定型のものである。なぞなぞは、問いかけに対して答えを答える遊びのひとつであるが、一般にとんちを要求するものである。定型はない。

- 詳しい解説 -

なぞかけは、落語家や漫才師が一つの芸として披露したり、余興として即興でやって見せたりするものである。「○○とかけて(かけまして)××と解く。その心は〜」という定型がある。○○の部分と××の部分を一見全く関係のなさそうなものを二つだし、「その心は〜」の部分で両者の関係性をとんちを聞かせて答えることで観客を面白がらせるものである。

即興でのなぞかけでは、「○○とかけて」の部分を観客などから提示させて、その場で落語家や芸人に答えさせる。「その心は〜」の部分が風刺がきいていたり、とんちであったり、言葉遊びであったりする。例としては「好きな人とかけて嫌いな人と解く。その心は、どちらもはなしたくない人です」(話したくない=離したくない)がある。

なぞなぞは、なぞかけのように定型があるものではなく、問いかけに対して答えを言う、言葉遊びのひとつである。しかし、なぞなぞはクイズなどとは異なり、正解をいうことの楽しさではなく、とんちを聞かせた答えが出ることが楽しいものである。ダジャレなどの言葉遊びの側面が強いことから、子供たちにも人気がある。

なぞなぞの例としては「パンはパンでも食べられないパンはなんだ?」答えは「フライパン」である。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。