何かしらと何らかの違い
- 概要 -
何かしらは、何かはわからないもののことである。原因などがわからないことも意味する。何らかは、それに加えていくらか、の意味である。
- 詳しい解説 -
何かしらとは、何かわからないものである様子を言う。「何かしら食べるものはあるはずだ」「何かしら不満があるような様子だったよ」などのようにその対象が特定できないことを言う。
また、「何かしら懐かしい気持ちになる」「何かしら気になることがある」のように、原因や理由などがわからない様子にも使われる。
何らかは、なにがしかの意味で、はっきりとはわからないが何か、の意味である。「彼女が欠勤するなんて何らかの事情があるのだろう」であれば、事情が何かは不明であるが何かはある、という意味になる。
何らかには、どの程度かはわからないがいくらかは、という意味もある。この場合は「この治療法には何らかの効果があることが分かった」などと程度を表すときに使う。この「何らか」には、少しはあるが、程度はそれほど高くない場合に使われることが多い。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。