ツッパリとヤンキーの違い
- 概要 -
ツッパリもヤンキーも行動が不良な少年のことを指している。ツッパリは１９８０年代によく使われ、ヤンキーはそれ以降に使われるようになった。
- 詳しい解説 -
ツッパリもヤンキーも行動が不良な少年のことを指す言葉である。
ツッパリは１９８０年代によく使われた言葉で、大人や大人社会のルールに対して「突っ張」っている少年のことからそう呼ばれることになった。社会のルールに反すること、すなわちツッパルことを自分のプライドとしているため、ツッパリの呼称は周囲の人だけでなく、本人も誇りをもって使っていた。喫煙や万引き、制服の改造など学校の校則や法律などに反する行為をしている不良少年のことである。
ヤンキーもツッパリと同じ不良少年のことである。しかし、ヤンキーという呼称は１９９０年代後半ごろから全国で使われるようになった。ヤンキーの呼称はツッパリとは異なり、周囲の人がその不良少年を形容するのに使ったもので、本人が名乗ることはあまりなかった。
ヤンキーの語源は英語のYankee、つまりアメリカ人を指す語であるが、これが不良少年を形容するようになったのは、当時金髪などに髪を染めることが彼らの間で流行していたため、アメリカ人のようであることからヤンキーと呼ぶようになったといわれている。他に、ヤンチャなガキを縮めてヤンキーになったとする説がある。
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