打撲と捻挫の違い
- 概要 -
打撲とは人体の外部からの打撃で起こる傷のことを言うが、捻挫は関節部分が何らかの要因で無理な動きになり、脱臼しかかったものを言う。
- 詳しい解説 -
打撲とは、人体に外側から打ったり叩いたりする力が加わることで起こる傷（損傷）のことを言う。打ち身とも言う。
打撲の箇所は通常、内出血を起こし、赤または青く腫れあがる。発熱を起こす頃もある。また、患部を押すなどの負荷をかけると痛みが伴うものである。打撲した場合の対処は、まず患部を冷やして血管を収縮させ内出血を抑えること。腫れがおさまったら、今度は温めることで内出血の吸収を促進することが良いとされている。
捻挫とは、関節に許容範囲以上の動きが加えられて脱臼しかかるために靭帯などが損傷されて起きるけがのことを言う。そのため、人体の各所にある関節がその患部となる。打撲は関節にこだわらず全身どこでも起こりうる。
捻挫をした場合、患部は痛みが強く、腫れを伴い、熱感などの炎症が引き起こされる。捻挫がさらにひどい場合は、亜脱臼や脱臼となっている場合もある。捻挫の治療は、炎症がおさまったら、関節の補強機能を支持するために、包帯やテーピングなどで患部関節を固定することで運動を制限することが必要となる。
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