たとえと例示の違い

たとえと例示の違い

- 概要 -

たとえとは、ある物事において、似ているものなどに置き換えて説明することを言う。例示とは、例として示すことを言う。具体例であることもあれば、たとえであることもある。

- 詳しい解説 -

たとえとは、何かを説明するときに、それに似ているものや具体的なものごとに置き換えて説明を行うことである。比喩ともいう。

たとえは、別のになぞらえていう比喩のことであるが、さらに細分化すると、何かが起こったと想定する仮定と、人でないものを人になぞらえる擬人化、他のものを引き合いに出して表現する形容などがある。

例えば、意志の固い人に対して、「あなたの意志は岩のように固い」と言ったり、「もし、地震が起きたらこの家はつぶれてしまうでしょう」と言ったりすることである。

例示とは、例を出して示すことを言う。上記のようなたとえや具体的なことを別に示して、よりわかりやすく説明しようとするときに使われる方法である。文章の中で例を出して例示する場合ものあるが、別途箇条書きなどの目立つ方法、まとめた方法で示す場合が多い。

この解説文中にも二つの例(岩と地震)を出しているが、それが例示である。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。