たまにと時々の違い

たまにと時々の違い

- 概要 -

たまには「偶に」と書き、めったにないことや稀なさま、を言う。時々はある程度の間隔で物事が繰り返すことや頻度がかなり低いことを言う。たまに、よりは時々の方が頻度が高い。

- 詳しい解説 -

たまに、とは「偶に」と書き、めったにないことやまれな様子を表す。思い出したようなほどの間隔のことで、頻度はとても低い。

時々は、ある程度の間隔を置いて繰り返すことの表現である。また、頻度がとても低い様子を表している。時折とも表現できる。

たまに、と時々は両方とも頻度がそれほど高くないことを意味しているが、たまによりも時々の方が頻度が高くなっている。「彼はこの喫茶店にはたまに顔を出す」と「彼はこの喫茶店には時々顔を出す」では、時々の方が来訪の頻度が高い。また、たまに、であれば、思い出したようなほどの間隔であるから、彼がその喫茶店に来ることはとても珍しいため、その喫茶店で彼にばったり出会ったのであればとても驚くべきことであるが、時々であれば、その喫茶店で彼に遭遇するようなことがあっても別に珍しがったり、驚いたりするようなことではない。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。