シュールとナンセンスの違い
- 概要 -
シュールとはシュールレアリスムからきた語で、理解が不能だということを言い、ナンセンスとは、意味がない事、くだらないことを言う。
- 詳しい解説 -
シュールとはシュールレアリスムからきた語である。シュールレアリスムとは、20世紀に起きた芸術の思考のひとつで、超現実主義と日本語では訳される。
芸術分野における純粋なシュールレアリスムの他に、日本では「シュール」という言葉がメディアで頻繁に使われたため、シュールレアリスムとは別の意味の略語として定着している。その場合の意味は、現実離れしていることや、常識から考えると受け入れがたいこと、理解が難しい、理解を拒むことであることが多い。
ナンセンスとは、英語のnonsense(non=否定、sense=意味)からきている言葉で、もともとは意味がないことの意味だが、そこからくだらないこと、ばかげていることを意味するようになっている。お笑いにおけるギャグのようにわざと意味をなさないようにしておかしさを演出するナンセンスギャグのようなものもあるが、多くは「あなたの質問はナンセンスです」のように相手の発言がくだらないということを遠回りに指摘したり、「なんてナンセンスな政策だろう」のように意味がない、効果がないことを言う場合に使われることが多い。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。