謝意と謝辞の違い
- 概要 -
謝意は感謝や謝罪の気持ちのことをいい、謝辞は感謝や謝罪の言葉のことを言う。「辞」とは言葉や文章の意味がある。
- 詳しい解説 -
謝意の謝は感謝の謝、謝罪の謝であり、「謝意」で感謝の気持ちや謝罪、あやまる気持ちのことである。
謝辞の謝は上記の謝意と同じで感謝と謝罪の謝であるが、「辞」はことばや文章を表す漢字である。そこで「謝辞」で感謝や謝罪を表す言葉の意味となる。
つまり、お礼やおわびの気持ちが謝意でそれが言葉となってそとに現れてくる（口に出して言うことや、手紙などで文章とする）と謝辞となる。
よく使われる表現としては、「謝意を表す（表明する）」「謝辞を述べる」である。いずれの語も使われる場面としては格式張った場面が多い。
謝意、謝辞に似た言葉で「謝罪」があるが、これは同じ「謝」の文字を使っているが、感謝の意味はなく、あやまちをおわびするという意味になる。同様に「陳謝」も感謝の意味はなく、事情を説明してあやまちをおわびするという意味である。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味？ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・！そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。
