散文と小説の違い

散文と小説の違い

- 概要 -

散文とは、字数や韻律などのルールがない文章ののことで、いわゆる普通の文章のことである。小説とは、散文の形式で書かれている物語のことである。

- 詳しい解説 -

散文とは、文学の内で字数や韻律などの定型にあてはめて書かない、自由な形式の文章を言う。つまり、小説や随筆、論文、戯曲などの普通の文章のことである。反対の定型で書かれた文章は韻文といい、和歌(5・7・5・7・7音の定型)や俳句(5・7・5音の定型)などのことである。現代の文学のほとんどが散文型式で書かれている。

小説はこの散文の形式で書かれた文章で、作者が自由に人物や事柄を創作したものをいう。話のストーリーの展開や登場人物の心理などから作者の主張や社会へのありよう、人間の姿などを表現しているものである。

小説という語は英語のnovelの訳語であるが、これは坪内逍遥が最初に用いた語である。天下国家を論ずるようなものを大説、人々の日々の生活を書き表したものを「小なる言説」ということで小説との訳語としたとされている。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。