催促と請求の違い
- 概要 -
請求とは、相手に対してある行為をするように求めることをいい、催促とは請求の中でも特に相手に対して早くその行為をするように急かすことである。
- 詳しい解説 -
請求とは、相手に対して一定の行為を行うようにと求めることをいう。一般的に請求は金銭などの引き渡し、(支払)を求める時によく使われるが、履行や物品の引き渡しなども請求の対象に含まれる。
催促は相手に対して、その行為をいち早くするように急かすことである。一種の請求であるが、請求はただ相手に実行を求めるだけであるが、催促はさらに、相手に早く実行するようにと急き立てる意味が付加されている。催促は相手に一刻も早くするように迫ることであるが、請求関係にある人に対してすぐに催促できるわけではなく、最初に一度請求し、それでも請求した内容が実行されない場合に催促が行われる。
催促はやや口語よりの表現であり、法律的には催促ではなく「督促」という語がつかわれる。これも約束された行為の履行や支払いの実行などを求める言葉で、催促と同義である。より身近なところでは、借金野返還を求める督促や税金の滞納に対する督促などがある。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。