再生利用と再利用の違い
- 概要 -
再生利用も再利用も、一度使われたものを再度活用することであるが、再生利用は廃棄物を素材として利用するのに対して、再利用は廃棄物を同じ形で利用する。
- 詳しい解説 -
大量消費社会への反省と資源保護の観点から近年では、ものの3R(リデュース、リユース、リサイクル=資源の無駄遣い減少、再利用、循環)が盛んに呼びかけられている。
再生利用も再利用もそのような中から出てきたものである。再利用とは、廃棄されるはずであったものについて、再度同じ形で利用するものである。例えば、廃棄する予定の自転車があるとして、それを再利用する場合には壊れた部品を入れ替えたり、車体を清掃するなどして再度自転車として活用することである。
再生利用とは、廃棄されるはずであったものについて、それを資源、素材としてとらえることで、再び別な活用法において利用することである。
上記の廃棄自転車の例でいうならば、自転車を自転車としてではなく、資源として考え、タイヤ、車体(鉄)、プラスチックなどに分解をする。その後それぞれの素材の種類によって別の方法で活用する。例えば、タイヤは細かく刻んで道路や歩道の舗装材として、鉄は鉄くずとして、プラスチックは再生繊維として再度流通の道に乗せるのである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。