告知と宣告の違い
- 概要 -
告知とは本人に事実や一定の意思を告げ知らせることを言う。宣告とは本人に対して重要なことを告げ知らせることを言う。
- 詳しい解説 -
告知は本人に何らかの事実や意思を告げ知らせることを言う。例えば、契約を解除するという意思を知らせるための「解約の告知」や病名を医師が本人に告げる「病名の告知」などがある。
宣告は本人に重大なことなどを正式に告げ知らせることを言う。例えば、「破産を宣告する」「がんを宣告する」「余命を宣告する」などがある。法律的には裁判長が刑事事件の判決を言い渡すことを言う。「有罪を宣告する」などのように使う。
病気、特にがんなどの重篤な病の場合は、その病名を告知することが非常に重大なことであるため、「がんの告知」ともいうし「がんの宣告」ともいう。どちらも同じく医師が患者やその家族に病名を伝えることを言うものであるが、告知よりも宣告の方が、まるで判決を言い渡されたような重大な印象がある。告知の場合は、医師以外にも家族により本人に告げ知らせる場合も含まれるが、宣告であれば、医師の正式な診断が下ったという確定的なものだからである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。