工務店と設計事務所の違い

工務店と設計事務所の違い

- 概要 -

工務店は住宅建築などを請け負う中小規模の建築業者のことで、設計事務所は建築物の設計を主な業務とする中小規模の企業をいう。

- 詳しい解説 -

工務店は個人の住宅の建築を主な業務とする中小規模の建築業者のことをいう。個人から住宅の建築を請け負い、設計から建築工事までを行う。単一の工務店がすべての工程を行う場合もあるが、大概の場合、設計や左官、内装、電気工事などさまざまな分野で他の専門業者に委託を行い、その総合的なマネージメントを工務店が行う。

設計事務所は、主に建築物の設計を主な業務とする企業のことを言う。建築主より設計の依頼を受けると、その要望を確認したうえで、建物を設計し、図面などに起こす。建築主は往々にして間取りや外観、内装などに気を取られがちであるが、天災の多い日本においては、台風や地震、雪などに対する備えである構造設計が非常に重要である。設計は建築士が行うが、建築士の資格によって設計できる建物の規模が異なっている。

工務店は建築工事の際のとりまとめ的な役割をするため、建物の設計段階において設計事務所に依頼を行うことが多い。その場合、工務店が依頼主、設計事務所は受託者となる。
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