謙譲語と丁重語の違い
- 概要 -
謙譲語も丁寧語も敬語の種類である。謙譲語は話し手が自分をへりくだっていう時に使われるもので、丁寧語は言葉を丁寧にしたりするときに使われるものである。
- 詳しい解説 -
謙譲語も丁寧語も敬語の種類である。謙譲語は自分がへりくだることで相手に敬意を表し、丁寧語は言葉遣いを丁寧にすることで敬意を表現する。
丁寧語は、聞き手に敬意を表すために、言葉遣いを丁寧にするときに使われるものである。具体的には、「です」「ます」などの語尾の変化や、物の名前に「お」を付けて「お茶」「お水」「お家」「お金」などするものが丁寧語である。「です」や「ます」はさらに丁寧にすると「ございます」の形になる。古語では「侍り」や「候」などがそれにあたる。
謙譲語は聞き手への敬意を表すために、自分や自分側にある人の行為についてへりくだって表現するものである。謙譲語においては、「行く」は「うかがう」、「言う」は「申し上げる」、「食べる」は「いただく」と通常とは異なる動詞を用いる。他にも、名詞を変化させる謙譲語もある。自分の子供をへりくだって「愚息」(愚鈍な子息の意味)、自分の家を「小宅」または「拙宅」(小さい家、拙い家)と表現したりするものである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。