区別と分別の違い

区別と分別の違い

- 概要 -

区別はあるものやことを他のものやこととの差異を認めて、分けることを言う。分別は種類ごとに区別すること、区分することを言う。

- 詳しい解説 -

区別はあるものと別のあるものを比べてその違いを認めて、分けることをいう。一方分別は種類によってものを分けることを言う。区別の方が意味としては範囲が広い。そのため、区別の中の一手段として分別がある。

分別は異なる種類のものについてその種類により分けること、である。そのため、よく使われるごみの「分別」というのは、多種多様なごみをその種類によって分けていくことであるから分別という言葉を使うのである。例えば、可燃ごみ、ビン・缶、段ボールなどの資源ごみ、金属などの不燃ごみを分けるのはそれぞれが違った種類であるので分別である。

逆に同種類のものを分けるときには区別を用いるほうが良い。上記のごみの例でいえば、種類によって分けるのが分別であったが、区別を使うならば同種類のものの間の違いで分ける場合である。資源ごみというカテゴリーの中で、ビンなのか、缶なのか、段ボールなのか、古布なのかというのが分別で、同じ古布の中で、リサイクルに使えるようなきれいなものとそうでない汚れたものに分ける場合は区別である。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。