靴とズックの違い
- 概要 -
靴とは、足を覆い指が分かれない形の身に付けるものであるが、一般的には革靴のことを言う。ズックとは、ズックという麻や木綿で織った布地を用いた靴の通称である。
- 詳しい解説 -
靴とは、主に足の足首から先を覆う履物のことで、指の形が分かれていないものの総称である。一般的には革製の革靴のことを指すが、ほかにもゴムや布、ビニール、合成皮革などさまざまな材料で作られている。
ズックとは、ズック靴の通称で、靴の一種である。ズック靴とは、ズックを使った靴のことで、ズックとは麻や木綿などを太くよった糸で織りあげた布地のことである。ズックは丈夫なことから、靴の他にもテントや帆布として使われる。ズックとはオランダ語のdoekの音訳である。
ズック靴は、布地が材料であることから、蒸れにくく、柔らかい素材であるため、運動するときなどに使われている。以前は学校現場では、子供が通学するときに着用したり、運動靴として室内履きとしてズック靴が指定されたりすることが多かった。当時は革靴に対する運動靴の別名がズックであった。しかし、1980年代ごろから起こった、アメリカ製のバスケットシューズやナイキの運動靴の流行などから、次第に運動靴といえば、スニーカーと英語の音訳で呼ばれるようになり、現在ではズックという名称はほとんど使われない。
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