共催と主催の違い

共催と主催の違い

- 概要 -

主催とは、何かの催し物について、中心となって会を催すこと、会の運営の責任を持つことを言うが、共催はその主催者が複数いて、共同で主催となることを言う。

- 詳しい解説 -

主催は何かの催しを行う際に、中心となって会の運営を行う人や団体のことを言う。その主催(主催者)が複数いる場合にはそれぞれは共催(共催者)となる。共催とは共同主催の省略形である。

基本的に共催は主催が複数になっているだけで、それぞれが同等の責任や役割分担を担うことになるが、イベントによっては、共催として名義だけを貸し出してイベントに箔をつけることもよくされるものである。

イベントの共催としては、2002年に日本と韓国がFIFAワールドカップを共同開催したものが大きなものである。それまでワールドカップはヨーロッパと南北アメリカ大陸のどちらか交互に開催されていたものであるが、当時のFIFA会長が欧州・アメリカ以外の土地での開催案をだしたことが発端である。それに日本、つづいて韓国、メキシコなどが名乗りを上げたが、最終的には日韓の二か国が残った。ワールドカップ招致当時は、両国ともが「アジア初のワールドカップ開催国」になることを目的として激しく招致合戦を繰り広げていた。しかし、FIFA内の政治的な駆け引き等の影響もあり、最終的には両国での開催が決定された。
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