協業と共同の違い

協業と共同の違い

- 概要 -

協業は同一の生産過程に多数の労働者が集まって協力して労働に従事することをいい、共同は複数の人が同一の目的のために力を合わせたり、同じ条件、立場で関わることを言う。

- 詳しい解説 -

共同は二人以上の人や組織・団体が一つの目的のために力を合わせてことを行うことである。また、共同利用、共同経営、共同墓地のように、物事へのかかわり方については同じ条件、同じ資格、同じ立場において関わることも共同という。

協業は多数の労働者が同一の生産過程または関係する生産工程に集合し、協力して労働に従事すること、またその生産形態を言う。分業の対義語である。単純協業では全員が同じ仕事をするが、分業に基づく協業では、異種の労働が分業に基づいて行われるが、全体としては一つの生産過程をなしているため協業とされる。これはマニュファクチュアがその典型である。

共同は複数人が同一目的の下、何かを行うのに対して、協業では、複数人が同一の生産過程で生産に従事する。両方とも複数人で力を合わせて何かをすることであるが、協業は「業」であるため、何らかの仕事、生産活動を行うことを言う。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。