牛糞と堆肥の違い
- 概要 -
牛糞は牛の排泄物であるが、これを微生物によって分解したものが堆肥と呼ばれるものである。堆肥は牛糞だけでなく、野菜のくずや落ち葉などでも作られる。
- 詳しい解説 -
牛糞は牛の排泄物である。牛は飼料の摂取量にもよるが、おおよそ一日に20〜40kgの糞を排泄する。牛糞は量が多い事や悪臭がすることなどから処理が問題となっているが、堆肥化することでにおいも抑えることができ、肥料として販売できることから、その活用が進められている。
堆肥とは牛の糞や、落ち葉、野菜のくず、残飯、おがくず、麦わらなど、有機物を原料として、それらを発酵して作られる肥料のことである。基本的にそういった有機物を微生物に分解させることで作られる。
牛糞を堆肥にする場合は、牛の糞や尿におがくずなどの副資材を混ぜる。これにより水分量の多い牛糞の含水量をコントロールすることができる。これらの資材を積み上げて山のようにし、時折底の方から混ぜ返す(切り返しともいう)。そうすることで、好気性の微生物が発生し、それが有機物を分解する。切り返しを行わないと、微生物に十分な酸素がいきわたらず悪臭が発生することになる。水分調整と切り返しがうまくいっている堆肥は悪臭がほとんど発生しない。
水分量と微生物の分解がうまく進むと堆肥は発酵する。発酵が順調であれば、堆肥の温度が上昇し、およそ60度程度にまで達する。堆肥の温度が発酵がうまくいっているかどうかのバロメーターである。発酵が順調に行くと堆肥は黒色の適度に水気をおびた土のようになる。これを土壌に漉き込むことで良好な土壌を作ることができる。
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