宮殿と神殿の違い
- 概要 -
宮殿は、国王や王族、天皇や皇族が住むまたは執務する御殿のことで、神殿は神をまつるために建てられた御殿のことを言う。
- 詳しい解説 -
宮殿は国王やその家族である王族、天皇やその家族である皇族が住むまたは執務を行うための御殿をいう。いわゆるお城もそれに含まれる。神殿は、神をまつるために建てられた御殿のことを言う。
どちらも、一般的に大規模な建造物で、内部にはそれぞれの性質に応じた部屋が多く作られている。装飾もきらびやかなものが多く、その建物を訪れる人に対して、権威や勢力を体現するものである。
宮殿建築で有名なのはフランスの国王ルイ１４世が建てたベルサイユ宮殿であるが、バロック建築を代表する傑作で絢爛豪華な建物と美しい庭園が有名である。一説によるとその部屋数は1000室であるという。
神殿建築で有名なのはギリシャのアテネにあるパルテノン神殿であるが、これは紀元前のギリシア古代建築の最高峰の建築物である。祀られているのはギリシア神話の女神でアテナイの守護神である女神アテーナーである。創建当初は装飾彫刻もギリシアの美術を代表するものが飾られてあったという。
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