丘陵地と山地の違い
- 概要 -
丘陵地はおおむね３００ｍ前後のなだらかな起伏が続く地形のことをいい、山地は山が連なっている起伏の比較的大きな地域のことを言う。
- 詳しい解説 -
丘陵地は、比較的なだらかな起伏のある丘が連続している地域のことで、日本では標高３００ｍ以下のものを言う。
山地は比較的大きな起伏と傾斜がある場所で、標高が周りよりも高い、複数の山が連続して連なっている地域のことを指す。
丘陵は山地よりも標高が低く、土地の起伏も小さいのが特徴である。山地、丘陵、台地（平地）の順に起伏がゆるやかになり、標高も低くなる。
丘陵は山地が長い時間をかけて風雨により浸食されたことで出来上がったタイプと、堆積してできている地面においては、堆積面が浸食されて出来上がったものとがある。山地は浸食とは逆の働きである火山活動、地殻変動などにより隆起したり、河川による浸食作用によって硬い部分が残ったりして出来上がる。
日本で有名な丘陵は、千葉の房総丘陵、多摩丘陵、房総丘陵などがある。海外ではワインで有名なフランスのカンパーニュ地方も丘陵地である。
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