救援と支援の違い

救援と支援の違い

- 概要 -

支援は他人やその活動に援助をして助けることをいう。救援は同じく助けることであるが、救援する対象が災害や事故などで困難な状況にあるものを助けることである。

- 詳しい解説 -

支援とは他人の活動や事業を援助することを意味している。一方救援は、支援される対象が、事故や災害などで生命・身体などに関わるような危機的状況であったり、生活などが困難な状況にあるものであったりする。基本的に急を要するものである。

例えば、雪山での遭難者であれば、その者の助けに行く場合は救援または救助と言う。遭難者は生命・身体が危機的な状況にあり、助けに急を要するからである。一方、雪山遭難者の捜索活動の助けをする場合には、支援という。助けられる側の人は遭難者ではなく捜索を行っている捜索隊などであるから、その人たちは生命・身体の危機にはないからである。

同様に、地震災害などの場合、災害発生直後に必要なのは被災者への救援であり、その後状況が落ち着いたのちには支援が必要である。災害直後には急を要する手助けを行って生命・身体の危険を優先して救援すべきで、それがひと段落した後には、息の長い、地道な活動で復興を手助けする支援を行うということになる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。