起案書と稟議書の違い

起案書と稟議書の違い

- 概要 -

起案書も稟議書もどちらも基本的には同じものを言う。会社によって起案書といったり、稟議書と言ったりする。ただ、稟議書とは上司の決裁を回覧しながら受けるための書類である。

- 詳しい解説 -

起案書も稟議書もどちらも基本的には同じものを指している。会社によって、起案書と言ったり、稟議書と言ったりする。

稟議書は、上司の決裁が必要な案件に対して作成されるもので、目的は上司に案件の内容やそれが必要である理由、資料などをまとめて提出し、決裁や承認を得るものである。通常、稟議書を作成するのは、会社でいうならば係員などのもっとも下のものであることが多い。この稟議書を作成する、ということが起案と呼ばれる作業である。そのため、起案書とも呼ぶのだる。稟議書は順に、係長、課長補佐、課長、部長などと案件の大きさによりどこまでかは異なるが、上位のものに回覧し、順次決裁をとる。この制度を稟議制という。

稟議書には、稟議が必要な案件名、目的、理由、予算などを書き、必要資料を添付する。会社員にとって、稟議書がいかに簡潔で的を射た形で書けるかが重要であり、その出来不出来が上司の印象を大きく変える。
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