鑑査と監査の違い
- 概要 -
鑑査は対象についてその優劣を鑑定し、審査することを言うが、監査は対象について監督し、検査することを言う。
- 詳しい解説 -
鑑査はその漢字の通りに、対象を鑑定し、審査することをいう。鑑定であるので、対象物についてそれが本物であるか偽物であるか、適当であるか否か、優れているか劣っているかなどを鑑定したのちに、審査を行う。例えば絵画などのコンクールにおいて、応募作品がコンクールの基準に適合しているのかどうか、応募条件を満たしているかどうかなどを鑑定したのちに、その優劣を審査することなどが鑑査である。
一方、監査は漢字の通りに解釈すると、監督し検査することである。原義的にはこの意味であるが、一般的には監査というと会計監査などの会計を検査することを指すことが多い。
例えば株式会社などの監査役や行政における会計監査院などいずれも業務の実情を検討し、それに見合った資金や税金の運用がなされているかどうかを第三者の立場で確認するものである。
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