かんじきとスノーシューの違い

かんじきとスノーシューの違い

- 概要 -

かんじきは日本で古来から使われてきた道具で雪の上を歩くときに足がとられないように履くもの。スノーシューは英語由来の言葉で機能はほとんどかんじきと同じもである。

- 詳しい解説 -

かんじきは日本で古来から使われてきた雪上歩行補助具で、雪の上を歩くときや雪上で作業するときなどに靴の上から履き、足が雪の中に取られてしまわないようにするためのものである。一般に楕円形をしており、中心に足を乗せる布がついており、そこからひもで足に括り付けるようにして装着する。爪のような滑り止めがついているものもある。

スノーシュー(snow shoe)は英語由来の語であるが、同時に欧米より輸入された形のかんじきのことこう呼ぶ。雪上歩行の補助という機能はかんじきとは変わらないため、若者を中心にかんじきもスノーシューと呼ぶことがある。スノーシューの基本的な形状は楕円形をさらに長辺方向に引き伸ばしたような形をしており、前部の先端がスキーの先端のようにややとがっているものが多い。足を中心部に張ってある布に乗せて、そこから靴に括り付けるのは同じであるが、かんじきのとの大きな違いは踵を動かせるようにしているところである。

そのため、歩行の際に、かんじきは前部のフレームが雪にめり込んだり、それを防ぐために、足全体を大きく持ち上げなければいけないが、スノーシューであれば踵が浮く構造であるため、歩行の際にはそれほどの苦労はない。

しかし、方向転換の際や狭い空間での作業などの場合はかんじきの方が取り回しが良く、斜面においても使いやすい。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。