勧告と命令の違い
- 概要 -
勧告とは、誰かに何かをするように強く勧めることを言う。強制力はない。命令とは、誰かに何かをすることを命じるもので、法的な場合は強制力があり、その内容を行わないと罰則などが課せられる。
- 詳しい解説 -
勧告とは、相手に対して、何かをした方が良いと強く勧めることを言う。勧告を受けたものにその事をする強制力は及ばないが、通常従わないことは社会通念に反するものである。
例えば、ある議会の議員が違法行為をしたということで、議会から辞職を勧告する決議を受けたとする。つまり、辞職しなさいと強く勧められたということである。その場合、違法行為をした議員は強制的に議員辞職をしなければならないかというそうではない。しかし、社会通念上、自らの非によって辞職勧告を受けたのであるから、辞職するのが普通である。
命令とは、上の者が下の者に対して、あることをするように命ずることを言う。会社の上司が部下に仕事の依頼をすることなどがある。通常時には上下関係にないものであったとしても、命令を行った場合には発令したほうが上位、受けた方が下位という人間関係が一時的にであれ発生している。行政機関などにおいては、命令は基本的に強制力を持つもので、それに従わないと何らかの罰則があることがある。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味？ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・！そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。
