仮眠と睡眠の違い
- 概要 -
睡眠とはいわゆる眠りをとることである。仮眠とは仮の睡眠のことで、通常の睡眠に比べて時間は短く眠ることである。
- 詳しい解説 -
睡眠とは心身に休息を与えるため眠ることを言うが、仮眠は字のように仮の睡眠のことである。あくまで「仮」であるので、通常の睡眠よりも寝ている時間が短く、場合によっては布団などを使わない簡単な態勢で寝るものである。
一般に大人になると７〜８時間程度の睡眠をとることが必要であるといわれるが、その時間を得られない場合に仮眠などで補うのが良いとされている。いわゆる「昼寝」である。かつては、昼寝をすることは、赤ちゃんや子供にとっては必要であっても大人がするものではない、という認識が多かった。しかし、近年報告されている研究結果によると、適度な仮眠は人間の心身に対してとてもよい効果をもたらすことが分かってきている。
適切な仮眠（昼寝）とはどのようなものか、というと、諸説あるが一番有力なものとしては、仮眠の時間を３０分以下、１５〜２０分程度にとどめるのが良いとされている。これ以上仮眠をとってしまうと、身体が完全な休息モードになってしまい、仮眠ではなく睡眠となってしまう。そうなると体のリズムがくずれて、かえって集中力等を欠く結果となってしまう。また、寝るときの体勢も、睡眠をとるときのように布団と枕ではなく、椅子やソファに軽くもたれかかった状態にして、横にならないのが良いとされている。
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