影とシルエットの違い
- 概要 -
影は光を遮ったときにできる黒い形のことを言うが、転じて何かの物体の形や輪郭のことを表すこともある。シルエットはものの輪郭や影絵のことを表すので、時としては両者は同じものを指す。
- 詳しい解説 -
影とは、光を遮ったときに、光と反対側にできる黒い形のことを言う。転じて、鏡などに映る姿のことや物の輪郭や形のことも影という。
シルエットとは、フランス語のsilhouetteからきている語で、輪郭の内側を黒く塗りつぶしたものや影絵、もののアウトラインのことを言う。
影とシルエットは物の輪郭やその中を黒く塗ってある形の意味の場合には等しいものである。しかし、影の方が他にいろいろな意味を持つ語であるため、使用範囲は広い。
シルエットは、もともとは18世紀にヨーロッパで流行した黒い紙を人物の横顔の形に切り取って表現した切り絵のことを言った語である。そこから転じて、黒や他の色で塗りつぶされたものの形のことをシルエットを言うようになり、さらに転じて、ファッションにおいては服の輪郭や形状のこともシルエットというようになった。
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