イップスとスランプの違い

イップスとスランプの違い

- 概要 -

イップスはスポーツにおいてプレッシャーのかかる局面で出現する極度の緊張からくる手足の震えや硬直のことをいい、スランプは仕事やスポーツの成績などがなかなか上がらないまたは下がっている状態を言う。

- 詳しい解説 -

イップスはもともとゴルフから来た用語で、試合などで精神的に重圧がかかる場面や集中力を要求される場面において、極度の緊張などから手や足が自分の意志とは無関係で震えを起こすことを言う。最近ではゴルフに限らず、野球、サッカー、テニスなどの他のスポーツにおいても使われるようになってきた。珍しいところでは、将棋の羽生善治がタイトルがかかる局面で自分の勝利を確信した時に指先が震えるイップスが出るといわれている。

スランプは英語のslumpが語源で、スポーツや仕事の成績や能率が不調になることを言う。英語のslumpはドサッと落ちること、人気や物価などが急に落ちることを意味する語である、そこから元気や調子が悪くなることに使われるようになった。

イップスがプレッシャーのかかる局面という短時間に出る身体状態のものに対して、スランプはある程度の期間続く心身の不調を言う。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。