アマリリスとユリの違い
- 概要 -
花の形がよく似ているため混同されるが、アマリリスの葉は根元から、ユリの葉は茎の途中からそれぞれ生えている。
- 詳しい解説 -
アマリリスはヒガンバナ科の多年草で園芸品種の花を言う。花の色は赤や白、ピンクなどがあり縞模様の入るものもある。8月から9月にユリに似た六弁の大輪の花を開く。花は太い茎の最上部に付き、おおむね2〜4輪が咲く。原産地は南アフリカ。
ユリはユリ科の多年草の総称で園芸品種のほかに球根部分にあたる鱗茎(りんけい)を食用とするものもある(ユリ根)。花は初夏から夏に先、白、黄色、ピンク、橙色など多様にある。花弁は6弁で花の大きさも大小さまざまであるが、一般的に大輪のものが多い。
アマリリスとユリは花だけを見ると形状が似ていることから区別がつきにくいが、その大きな違いは葉である。アマリリスの葉は地下にある鱗茎より幅広の細長い形の葉が数枚出ているが、ユリの葉は同じく細長い形であるものの、地上に伸びている茎から出ている。また花の付き方もアマリリスは花茎が別に伸びているため花期にならないとただの葉っぱに見えるが、ユリは茎の上部に咲くため花期でなくともそれと見分けやすい。
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