延べと累計の違い

延べと累計の違い

- 概要 -

延べとは、同じ物が重複していてもそれぞれカウントして数に含める場合に用いるもので、累計とは、一定の部分ごとに数えた物を、順に足していった最終的な合計数の事を意味している。

- 詳しい解説 -

延べとは、同じ物が重複していてもそれぞれカウントして数に含める場合に用いるものである。例えば、とあるイベントに3日間で何人が来場したかを表す時、1日目に出入りを繰り返して3回入ってきた人がいたり、毎日来ていた人がいたとしても、それぞれ3人としてカウントして、総合計を出す。その為、純粋にそのイベントに訪れた人数を表す訳では無い。

累計とは、一定の部分ごとに数えた物を、順に足していった最終的な合計数の事を意味している。例えば、とあるイベントに来場した人数を計算する時に、まずは1日目、2日目、3日目それぞれに何人が来場したかの計算をして、それを更に足していって総合計の人数を算出する事である。

この場合どちらも総合計の人数は同じになる。「延べ」の場合は、この総合計は「同じ人を重複してカウントしている」という事に重きを置いて伝えていて、「累計」の場合は「3日間の人数を足し合わせた人数である」という事に重きを置いて伝えているだけで結果自体は変わらない。
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