地下水と伏流水の違い
- 概要 -
地下水とは、地層の隙間を流れている水の事で、伏流水とは河川の下や山麓付近の下層を流れる地下水の一種である。
- 詳しい解説 -
地下水とは、地層の隙間を流れている水の事である。飲料水や工業用水、灌漑用水（人工的に田畑に水をひいたもの）として利用される。反対語は、地下ではなく地表を流れる河川の水やダム、湖といった「地表水」である。「伏流水」とは違い、地下を流れていれば該当する。地表から地下へとしみこんでいく過程で、石や土やバクテリア等によって、不純物や細菌が除去・分解されるという自然の浄化システムを通している為、以前は水質が良かったが、現代では汚染物質が地表や地下に蓄積しており、地下水も安全とは言い難くなってきている。
伏流水とは、河川の下や山麓付近の下層を流れる地下水の一種で、地下水の中では浅い位置を流れるものである。川底の砂利で自然とろ過されており、水質はおおむね良好で安定していて、飲み水としてよく利用されている。ただ、河川の底から地下へと流れ込んだ水なので、その河川の水質の影響を強く受ける。
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