真実と真相の違い
- 概要 -
真実とは、嘘偽りの無い、物事の「本当の事」である。物事の本質的な事柄を表すものという意味。隠されていたり、奥深くにあり、表面的には分かりにくかったりする。真相とは、出来事の「本当の姿」や「全貌」の事である。事件等についてよく用いられる。
- 詳しい解説 -
真実とは、嘘偽りの無い、物事の「本当の事」である。物事の本質的な事柄を表すものという意味。隠されていたり、奥深くにあり、表面的には分かりにくかったりする。逆に、おおっぴらにされている事については、あまり真実とは言わない。実際に起こった事を意味する「事実」も嘘偽りの無いものだが、「事実＝真実」ではない場合がある。例えば、神の前で愛を誓い合って結婚した（事実）が、本心では別の人を愛している（真実）場合等である。
真相とは、出来事の「本当の姿」や「全貌」の事である。「真実」とは違って、感情等の抽象的な物は対象とならない。事件等についてよく用いられる。噂の域を出ない内容について「真実」や「事実」を並べ、その物事の「真相」を明らかにする。「真実」という、時に抽象的になってしまうものを元に明らかにする為、「真相」という結果に結びつけるために多少の憶測が含まれている場合もある。その為、真相の中に全く虚偽が無いかと言えば、絶対そうであるとは言い難い場合もある。また「真実」の様に見えにくかったり隠されている場合もある。事実かどうか調べようが無くなってしまう事を「真相は闇の中だ」という風に言う。
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