シナジーと相乗効果の違い
- 概要 -
シナジーとは、二つ以上のものが合わさる事によって、単純に足しただけ以上の力を持ったり、効果を発揮する事、そしてそれによって得られる効果の事である。相乗効果とは、シナジーと同じく二つ以上のものが合わさる事によって、足す以上の効果を出す事を指すが、良い方向と悪い方向の両方で用いられる。
- 詳しい解説 -
シナジーとは、二つ以上のものが合わさる事によって、単純に足しただけ以上の力を持ったり、効果を発揮する事、そしてそれによって得られる効果の事である。シナジーの方がビジネスの場でよく使われる。例えば、企業の吸収・合併で、施設や設備、人等の共有をしてコストを削減したり、お互いの弱い部分を補い合い、強い部分を更に強靭にする効果をシナジー効果と呼ぶ。反対語は「アナジー」で、こちらの場合は反対に「二つ以上のものが合わさる事によって悪い効果が出てしまう」という意味になる。
相乗効果とは、「シナジー」と同じく、二つ以上のものが合わさる事によって、単純に足す以上の効果を出す事である。しかし、「シナジー」とは違って、良い方向と悪い方向の両方で用いられる。「効果」という言葉が基本的に良い方向に結果が出る事に用いられる為、悪い方向の意味として用いる時には違和感を感じる事も多い。反対語は「相殺・中和」で、飛び出ているものを平均的にしたり、力を弱めるといった意味がある。
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