|
前のページで糖質の位置づけはだいたい分かったと思うから
もうちょっとだけ掘り下げて解説していくよ。
分類 |
特性 |
糖 質
|
糖
類
|
単
糖
類 |
ブドウ糖 |
動植物に広く含まれ、自然界に最も多い糖質 |
果糖 |
果実やはちみつに多く存在する |
二
糖
類
|
ショ糖 |
砂糖のこと |
麦芽糖 |
植物の葉、麦芽、蜂蜜などに含まれる |
乳糖 |
母乳や牛乳に含まれる |
多糖類 |
グリコーゲン |
動物の肝臓や筋肉に含まれる |
デンプン |
植物の光合成によって作られる
穀類、いも類などに多く含まれる |
デキストリン |
デンプンが加熱分解されたときにできる |
表のとおり、糖質は、単糖類、二糖類、多糖類に分類される
単糖類はブドウ糖(グルコース)や果糖(フルクトース)など、
これ以上は分解できない状態で、糖質の最小単位。
ブドウ糖・・・血液中に血糖として一定濃度で含まれていてエネルギー源として利用される
果糖・・・糖類の中では最高の甘みを持つ(砂糖の1.5倍) |
二糖類はショ糖(スクロース)、麦芽糖(マルトース)、乳糖(ラクトース)など、
単糖類が2つ結合したものをいう。単糖が2つだからニ糖類だね。
ショ糖・・・ブドウ糖と果糖が結合した糖で砂糖の主成分
麦芽糖・・・ブドウ糖が2つ結合した糖で大麦やトウモロコシに含まれる
乳糖・・・哺乳類の乳汁に含まれている(ショ糖の0.4倍の甘味) |
多糖類は多数の単糖類が連なったものをいい、筋肉のエネルギーとなる
グリコーゲンやデンプンなどがある。
グリコーゲン・・・肝臓と骨格筋で合成・貯蔵される。筋肉を動かすエネルギー源
デンプン・・・種子や球根などに含まれている(多数のブドウ糖が結合したもの) |
|