ファイル : 129
南極と北極、どっちが寒い?
子供の頃、誰もが一度は疑問を持ったに違いない。私たち日本人は北極も南極も恐ろしいほど寒いイメージを持っているがいったい、どちらが寒いのだろうか?
北極の平均気温は−20〜−30度
南極の平均気温は−30〜−50度
南極のほうが圧倒的に寒いのだ!ちなみに南極の最低気温記録は−89.2度
なぜ南極のほうが寒いかであるが北極には大陸がなく、氷が凍っているだけ。氷の厚さは5メートルくらいだ。しかし南極には大陸があり、その上に雪が積もっている。標高は平均2000メートル。最も氷が厚い部分では氷だけで4000メートルもある。
日本でも標高が低い地域より、富士山山頂のような標高が高い場所のほうが気温が低いよね。北極と南極の気温の差はこの標高の差によるものなのだ。
また北極の氷の下は海水である。海水はどんなに冷えててもマイナス1.8度(それ以上温度が下がると氷になる)。氷に比べたらマイナス1.8度でも温かく、その熱が氷の表面を温め、南極ほど気温が下がらないのだ。南極はぶ厚い氷があるから気温が下がりやすいんだ^^
補足
日本の最低気温は1902年、北海道の旭川市でマイナス41度を記録したよ。