東京ドームの屋根は気圧差で膨らませている

ファイル : 62
東京ドームの屋根は気圧差で膨らませている

読売ジャイアンツ(巨人)の専用球場である東京ドーム。けっこう有名な話なので知っている人も多いと思うが、東京ドームの屋根はやわらかい素材で出来ていて外膜は0.8ミリ、内膜は0.35ミリという薄さ。

この薄い屋根はドーム内の空気圧を0.3%ほど外部よりも高くすることで膨らませている。

加圧送風ファンによって絶えずドーム内に空気を送り込んでこの気圧差を維持しているのである。ドーム内の気圧を下げないために出入り口には回転ドア(54ヶ所)が採用されるなどの工夫もされている。


補足
○1988年3月18日開場
○夏期は26〜28℃の冷房、冬期は18〜20℃の暖房でドーム内を快適に保っている