黙認と容認の違い

黙認と容認の違い

- 概要 -

黙認とは、暗黙の容認の意味で、認めていることを大っぴらにしないことを言う。容認とは、本来認められないようなことを認めて許すことを言う。

- 詳しい解説 -

黙認とは、大っぴらに「良い、許す」と認めたわけではないな、暗黙の裡に許容、容認することを言う。

例えば、門限が9時と決まっている子供に対して、9時を過ぎて帰宅した場合には、本来であればそれを注意したり、叱責したりするべきであるが、何も言わず問題にしないならば黙認となる。他には、企業において、会議室でお弁当を食べてはいけないというルールがあるとする。もしお弁当を会議室で食べている人がいれば社長は注意するべきであるが、目撃しても注意しない場合、または、そこに差し入れをするなど、容認しているようなそぶりがあればそれは黙認である。

容認とは、本来であれば認められないようなことに対して認めて許すことを言う。「先日の彼の物言いは、女性としては容認できない」や「誰にも迷惑はかけていないので、これくらいは容認してほしい」のように用いる。

黙認と容認では、認めている人の態度に大きな相違がある。黙認では認めていることを大っぴらにしないが、容認では認めていることを公言する、または明らかにわかる態度で示すものである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。