振袖と浴衣の違い

振袖と浴衣の違い

- 概要 -

振袖とは、日本の着物の一形態で、未婚女性が着る礼装のことである。袖が長いため振袖という。浴衣は、入浴後や夏の暑いときに着る着物で、木綿などで出来た簡単なものである。

- 詳しい解説 -

振袖も浴衣も日本の着物の一形態である。

振袖は、袂(たもと)が長い着物で、未婚女性の第一礼装である。成人式や結婚式などのフォーマルな場所で着られることが多い。振袖の特徴は袖の長さであるが、最も長い大振袖(本振袖とも)では、114cm前後、小振袖では85cm前後である。もちろん、長い方が格式が高い。現代では普段着としての着物を着る文化がほとんどない事、また、より華やかなものを好まれることから、大振袖または中振袖と呼ばれる袖丈100cm前後のものを着用する人がほとんどである。

浴衣は、入浴後や夏の時期に着る着物の一種で、下に長襦袢などの下着を着用することがなく、浴衣のみを着るものであった。浴衣の名称は「湯帷子(ゆかたびら)」からきている。素材は、木綿などの汗をよく吸うもので、織り方も風が通るように隙間をやや広めに織っている。以前は浴衣を寝間着としても使われていた。

近年では、浴衣がファッションの一つとなり、夏の、とくに花火大会などには若い女性が浴衣を着ることが多い。ただ、近年着物になれない若者がほとんどであるため、ファッション性の高い浴衣であれば、着付けなどの手間をかけないために帯がすでに形ができているものであったり、子供の着物のように紐を結ぶだけで着付けが済むものもある。 
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