ヒレ肉とフィレ肉の違い
- 概要 -
ヒレ肉もフィレ肉も同じ肉の部位のことを言っている。ヒレはフランス語でfilet(発音はフィレ)の音訳である。フィレの方がより原語に近いが、日本では通常「ヒレ」の方をよく使う。
- 詳しい解説 -
ヒレ肉もフィレ肉(通常はフィレとだけ呼ぶ)も同じ肉のことを指している。その部位はフランス語でfilet(発音はフィレ)と呼ばれることから、その音訳でヒレまたはフィレと呼ばれるようになった。日本ではフィレというよりもむしろヒレまたはヒレ肉と呼ぶことが多い。ちなみに英語ではtenderloinテンダーロインと呼ばれる。
ヒレ肉は、牛や豚の肉の中でも上質の肉である。部位は背骨の内側の左右にある細長い筋肉のことで、大腰筋のことである。ヒレ肉はあまり動かすことのない筋肉の部位であるため、とても柔らかく、かつ脂肪が少ないためヘルシーな赤身肉である。
ヒレ肉は一頭からわずかしか取れない希少部位である。割合にするとおよそ3%しかない。そのため希少価値もあり、非常に高価である。ヒレ肉のなかでも、シャトーブリアンとよばれる部位は最も柔らかく、ステーキなどにするととても食べやすい。
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