ひねるとよじるの違い

ひねるとよじるの違い

- 概要 -

ひねるは指先でなにかを軽くねじること、つまんで回すことを言う。体をねじることもひねるという。よじるはひねりながら曲げることを言う。

- 詳しい解説 -

ひねるとは、指でつまんで回すこと、軽くねじることをいう。水道の蛇口を回転させることは「ひねる」というが、この動きが最もわかりやすいひねる動作である。また、よく足首などを捻挫することを「足をひねる」という。これも足首を、脱臼ほどの程度ではないものの通常程度よりもねじってしまったことを表現している。

よじるは、ねじったりひねったりする動作のことであるが、ひねるにさらに「曲げる」ような動きを加えたものをよじるということが多い。例えば、とても面白いことがあって、笑い転げるようなときには「身をよじって笑った」などと表現することがある。これは、笑いが大きいあまりに、身を折るように腹筋を収縮させ、さらに体を左右に捻じ曲げるようにして体全体で笑う動作を表現している。

また、ひねるの場合はねじるような動作は1度きりであるが、よじるの場合はねじる動作が連続していることが想起される。例えば、「紐がよじれてうまくほどけない」のように「よじれる」の形をとるものであるが、これは紐がねじられているものが連続していることを言っている。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。