久しぶりと久々の違い

久しぶりと久々の違い

- 概要 -

久しぶりは前の時から長い時間が経過しているということを言う。久々も同じく前の時から長い間途絶えていたということであるが、久しぶりよりも間隔が長い。

- 詳しい解説 -

久しぶりは前に同じことがあってから、今回まで長い時間が経っているということを言っている。しばらくぶりにという意味である。

久々も同じく、前の機会から現在まで長い間途絶えていた様子のことを言っている。そのため、久しぶりと久々はほとんど同じ意味を表す。文法的にも、両方ともが形容動詞であるため、使用法も同じである。

例としては、「久しぶりに彼に会った」「久々に彼に会った」、「この店のカレーを食べるのは久しぶりだ」「この店のカレーを食べるのは久々だ」「久しぶりの出張が楽しみだ」「久々の出張が楽しみだ」のように、久しぶりも久々も同じように使うことができる。

ただ、久しぶりよりも久々の方がより文章的である。また、久の漢字が重なる表現であることから、久しぶりよりも久々の方がより前回からの間隔が長いとする傾向もある。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。