ハグと抱擁の違い

ハグと抱擁の違い

- 概要 -

ハグも抱擁も意味は抱きしめること、抱きかかえることで、両者は同じことである。ハグは英語のhugからきている。

- 詳しい解説 -

ハグも抱擁も、誰かを両手を回して抱え込むように抱くことで、同じ意味である。

ハグは英語のhugの音訳で、抱きしめること、抱きかかえることを意味している。日本には親密な間柄以外の人とハグをする習慣はなかったが、欧米、特にアメリカでは他人ともあいさつ代わりにハグをすることが多く、それが日本に流入してからは気軽にハグする人も出てきた。しかし、日本においてはいまだに他人とハグする文化はない。

日本人は家族や恋人同士などのごく親しい間柄の人とのみ抱きしめる行為を行う。つまり、あいさつなどの簡単なものではなく、愛情や親密さを表現する行為である。そのため、こういった場合の「抱きしめ」はハグというよりも抱擁といったほうが適切である。

つまり、ハグとは、欧米のようにある程度簡単にする(できる)ものであるが、抱擁は愛情などの親密なもの同士がする愛情表現である。ハグも抱擁もする「動作」は同じであってもその中に表現されている気持ちの度合いは抱擁の方が大きいといえる。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。