任務と役割の違い

任務と役割の違い

- 概要 -

任務はその人に課された責任のある仕事や事務のことを言う。役割はそれぞれに割り当てられた仕事や役目のことを言う。

- 詳しい解説 -

任務とはその人に課されている仕事のことで、その人の責任において遂行することが求められる重要なものである。例えば、「警察官の任務は一般市民の保護である」のように職業としての任務もある。

役割とは、その人に割り当てられた役目のことを言い、社会の中でのなすべきと認識されている務めのことを言う。

通常、任務に付随する動詞は「遂行する」で、役割に付随する動詞は「果たす」「全うする」が多い。これは、役割はある程度、するべき仕事の内容が決まっており、それは想定の範囲にあることが多い。そのため、役割という一つの型のようなものがあり、それを十全に行えばそれが到達点であるとされるからである。つまり、「委員長としての役割を果たす」であれば、通常委員長として期待される(予測される)数々の業務を行うことで委員長としての役割は全うされたと考えることができる。

しかし、任務は課された仕事、つまり、やるべき任務の内容はこの人個人個人で異なり、役割ほど周囲の想定が及ぶものではない。そして任務はおそらくは一つか二つの目的の仕事をきちんと責任をもって行うことが求められるものである。そのため、実行するという意味の「遂行する」が動詞として使われることが多いのである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。