鶏むね肉と鳥もも肉の違い
- 概要 -
鶏むね肉はニワトリのむねの部分の肉、鶏もも肉はニワトリのももの部分の肉である。もも肉の方が脂肪分が多くジューシーな味わい、むね肉はたんぱくな味である。
- 詳しい解説 -
鶏むね肉はニワトリのむねの部分の肉、鶏もも肉はニワトリのももの部分の肉のことである。両方とも最も一般的に食用される鶏肉である。
鶏むね肉は、脂分が少なく、味もたんぱくである。その一方、脂分の少なさゆえにパサパサしてしまう面がある。むね肉が向いている料理は、他の食材の味を邪魔しないような料理である。例えば、蒸したむね肉をほぐしてサラダに混ぜたり、チキンカツにしたり、棒棒鶏にしたりするのが良い。これは、パサパサした食感を逆に生かして、ほぐし身にすることや、味がたんぱくであることから、棒棒鶏のように味の濃いソースと一緒に食べるのが良いからである。
鶏のもも肉は脂肪分が多めであるので、味が濃く、ジューシーである。最も典型的なもも肉の料理はから揚げや煮物である。特にから揚げは油であげることで、鶏肉内部の脂が溶け出すために、とてもジューシーに仕上がる。煮物なども鶏のだしが出て他の食材に深みが出る。
日本においては、スーパーなどでは、むね肉よりももも肉の方が高い値段で売られていることが多い。しかし、欧米諸国では一般にもも肉が安くむね肉が高い。これは、脂が多く柔らかいもも肉の方が日本人が好むからであり、欧米では鶏肉とはすなわちヘルシーなものであるから、わざわざ脂のたくさんついたもも肉を有難がる理由がないからである。
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