チューインガムとフーセンガムの違い
- 概要 -
チューインガムが英語のchewing gumからきたもので、ガムの総称である。フーセンガムはその中でも風船のようによく膨らむガムのことを言っている。
- 詳しい解説 -
チューインガムは英語のchewing gum(chewing=噛む)からきている。ガムの総称である。もともとはメキシコインディオがチクルと呼ばれる木の樹液を固めたものを噛む習慣があり、それが世界に広まったものである。日本には大正5年ごろに初めて輸入されるが、広まらず、第二次世界大戦後昭和20年ごろからアメリカ軍の物資として持ち込まれると、新しい物好きの若者層から広まった。
チューインガムにはその種類として、フーセンガム、板ガム、糖衣ガムがある。フーセンガムは、もともとの形状がどんな形であれ、風船のように大きく膨らむもののことで、特に子供たちに人気が高い。
ガムはその分子構造が細い糸が絡み合って、網目のような形になっているものである。普通のガムはこの網目が破れやすいが、フーセンガムは糸が長く丈夫であるため、破れずに膨らむ。これは、他のガムがチクルなどの植物性樹脂を原料としているが、フーセンガムは酢酸ビニル樹脂を使用しているためである。
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