台風と暴風雨の違い

台風と暴風雨の違い

- 概要 -

台風とは、南太平洋で発生した熱帯低気圧の一つで最大風速が17.2メートル以上のものを言う。暴風雨とは、台風や低気圧などの原因で起こる強風と大雨のことである。

- 詳しい解説 -

台風とは、北太平洋上に発生する熱帯低気圧の中でも、最大風速が秒速17.2メートル以上のものを言う。低気圧が発達したものであるので、反時計回りの渦を巻いており、風は中心部に向かって吹く。発達した台風の特徴としては、中心部が無風状態になっているところがあり、台風の目と呼ばれる。最大風速はその台風の目の外側で観測される。

台風は日本には1年に平均で7個前後接近しており、その中でも2〜3個程度が上陸する。強風域や暴風域と呼ばれる強い風が吹く区域を伴っており、強い風と強い雨が観測されることが多い。時には、台風による気圧の低下により海面が高くなり、沿岸部では浸水することもある。

暴風雨とは、強い風を伴った雨のことで、主に低気圧の通過による観測される。また、台風による暴風雨もありうる。つまり、台風とは気象現象の原因の一つであり、暴風雨は気象現象の結果である。

暴風とは、気象庁の予報用語においては、風速が秒速20m以上の風のことを言う。台風にも暴風域と呼ばれる区域があるが、こちらは風速25メートル以上のところである。
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