帯同と同伴の違い

帯同と同伴の違い

- 概要 -

帯同とは一緒に連れていくことをいう。同伴は一緒に連れだっていくことで、特に男女が一緒になっていくことを言う。しかし、帯同も同伴も同じ意味で使われることもある。

- 詳しい解説 -

帯同とは、一緒に連れていくことを言う。例えば、「秘書を帯同する」や「通訳を帯同させて出張に行く」のように使われる。

同伴とは、一緒に連れ立っていくことを言う。特に男性と女性が一緒になっていくことを同伴という。例えば、「今回のパーティーはぜひ、ご夫人同伴でお越し下さい」や「この映画はPG12ですので、小学生は保護者同伴でないとみられません」のように使う。

帯同と同伴の違いであるが、帯同は自分が主であり、帯同される側が従という違いがある。あくまで帯同される側は付随していく者である。一方同伴の場合は、同伴する側もされる側も立場は同等である。そのため、上記例でいうと「夫人同伴で」であれば、夫と夫人は同等の立場として来てほしいということになるが、「夫人帯同で」となると、夫がメインの賓客で、夫人はあくまで付属物のような印象を受ける。そのため、客を招く側からは、帯同とは使わない。一方招かれた側は、謙遜して帯同を使う場合もある。「妻を帯同してもよいでしょうか」のように妻を謙遜して軽く扱っているためである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。